若い感性とマドリヤの組織設計
- Category:マドリヤ木工部 (マドモコ) ブログ
- Writer:相須 友昭
相須です。
先月、マドリヤに入社して満10年の節目を迎えました。
入社時、代表の落合と井手を含め4名だったマドリヤも、今や総勢16名という規模になりました。2015年当時、まだかなり狭かった事務所でお客様と打ち合わせをした思い出など、この10年を振り返ると改めて感慨深いものがあります。
そういえば、井手もたしか今年で10年(井手の方が少し先輩なのです)のはずなので、永年勤続の記念に何かできるとよいですね。
そして私自身、年始早々に50歳という大きな節目を迎えます。 仮に60歳を一旦の区切りと考えると、設計の仕事において残された時間で何ができるのか。そんなことを最近よく考えています。
ところで「設計事務所」というと、皆さんはどのようなイメージをお持ちでしょうか。
所長の名前を冠し、その人の個性を前面に出した「作家性」の高い建築を設計する……。そんなイメージが強いかもしれません。
大規模な事務所を除けば、所員が物件を担当したとしても、主体的に基本設計や意匠を任せてもらえる機会は決して多くないのが一般的です。
しかし、マドリヤは少し変わっていて、少人数だった当時から、個々のスタッフの考えや個性を尊重してくれる事務所でした。
16名と規模が大きくなった今もその方針は変わらず、若手であっても物件を担当し、プランやデザインに挑戦できるチャンスがありがあり、マドリヤの大きな良さだと私は思っています。
「任せている」とはいっても、マドリヤとして押さえるべきポイントは外しません。検討したほうがいい箇所にはチェックが入りますし、良くないものにはしっかりとダメ出しもあります。
落合がすべての物件の図面に目を通すのはもちろん、デザインの納まりや構造については山田率いる構造計画部が支え、法令・技術面、コストを含めた全体のバランスなどは、私がアドバイスをすることもあります。
私自身、今まではあまり意識していなかったのですが、夏に完成物件を見学された工務店さんから、 「組織として、若手の良さを引き出しつつ、脱線をさせない優しさで見守るチームワーク」 という言葉をいただきました。
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正直なところ、「これ、どうやって実現するんだ……」と驚くようなアイデアも出てくるのですが・・・しかし、この若い感性をサポートし、形にできる体制こそが今のマドリヤの特徴です。それが事務所に新しい風と進歩をもたらしてくれていると感じています。 長く建築に携わってきた経験と引き出しを、少しでも後進に還元できればとおこがましくも考えています。
とはいえ、私も設計者としてはまだまだこれからです。
これからも常に新しいものを吸収し、私自身も成長を続けていきたいと思います。
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