新しい取り組み
- Category:きほんのきのいえブログ
- Writer:本多 千絵子
こんにちは!
昼間は暑いのに夕方から夜にかけて雨や雷…湿度は80%を超えるときもあり、不安定な天気が続いています。
体調崩しやすいこの時期ですが、皆さんいかがでしょうか。
我が家も家族皆風邪をうつしあいっこ。。。母も薬を飲みながらがんばっております。
さて、もうすぐ着工のマドモコの家で、新しい構造計算をしています。
許容応力度計算で取得する耐震等級3は、熊本地震でも証明されたように高い耐震性を持っています。
建築基準法の耐震等級1からすると、およそ2倍以上の耐力壁が入っています。
さらに昨今の省エネ化推進から、太陽光パネルを載せるとなるとさらに建物が重くなっていき、
より多くの耐力壁を必要としたり、建物のバランスを保ったりと検討する項目が多くなります。
許容応力度計算でも十分な耐震性能を持っておりますが、より建物を強固にしたいということで
今回制振装置を採用することに。
通常使用している耐力壁(構造用パーティクルボード)と併用して計算します。
この耐震装置は、自動車用の振動減衰装置をベースに開発されたものだそうで、
筋交いのような形の油圧ダンパーで地震のエネルギーを吸収、減衰させるものです。
筋交いではないので壁倍率はありませんが、所定の引き抜き力を考慮して接合部の金物を選定する
計算を行うときに必要となります。
外壁に設置しても、断熱欠損なく使用できるとのこと。
ですので、制振装置があっても、許容応力度計算の耐震等級3は成立します。
省エネも評価を下げてしまわないものであれば、採用ができます。
こちらのマドモコの家は、制振装置を採用しつつ、太陽光パネルを載せてZEHを取得する予定です。
また途中経過をお伝えしたいなと思いますので、お楽しみに!
制振装置だけでなく、耐震や省エネについて様々なお問合せにお答えします。
できる限り応えられるように、メリットとデメリットを合わせてお伝えいたしますので
お気軽にお問い合わせくださいね。
ではまた☆彡
ほんだ