大工3年と4か月
- Category:マドリヤ木工部 (マドモコ) ブログ
- Writer:井尻 将
こんにちは!マドモコ大工の井尻です。
5月で大工3年と4か月になりました。
4年目となる今年は親方が請け負ってきた物件を一人で完工できるようになるという課題のもと、建売住宅の工事をメインで行っております。自社物件はある程度の工期があるため余裕をもって行うことができますが、建売住宅など仕上がりはもちろんスピードも必要になってくるので、そういった面も経験しできるようになったほうがよいという親方の考えで、会社と相談の上修行という形で他社の工事を行させていただいております。
1月末から3月初旬で一棟目、3月中旬から4月末で二棟目が完工しました。
二棟目土台、上棟時
一棟目と二棟目は異なる会社さんで、二棟目の会社さんの工事を行うのははじめて(親方も数回程)だったので上棟前に時間を作っていただき図面の読み合わせを行いました。いつも図面を作る側、質問を受ける側だったので大工として質問する立場は何か新鮮な気持ちではありましたが、監督側がよく聞かれる内容や納まりもある程度把握しているので、工事前におおまかな質疑が潰せてよいスタートがきれました。
とはいったものの、やはりはじめて行う会社さんで、いくら建売といえど工事中に質疑はでてきます。まとめて質問したい気持ちは十分あったのですが、その都度確認しないと工事も止まってしまうため、監督さんには申し訳なかったのですが何度も電話で確認をしてしまいました。自分が監督をしていたときは電話がかかってくるたびに「またですか!一回で聞いてください!」って思うことは多々あったのですが、今となっては大工側の考えも、監督側の考えもわかるので複雑な気持ちです(笑)。ですが、お互いやり直しなく綺麗に納めたいという気持ちは一緒だと思うので、やり取りが多いことに越したことはないと今となっては思います。
今回の物件は形も内容もシンプルで、親方には二日間手伝ってもらいましたがほとんど自分のみの力でやりきりました。はじめての監督さんとのやりとりも自分メインで行えたので、また一つ成長、良い経験をさせていただきました。
ゴールデンウィーク明けには三棟目となる物件の土台敷、建て方がはじまります。安全第一で次も頑張りたいと思います。
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