建前
- Category:マドリヤ木工部 (マドモコ) ブログ
- Writer:井尻 将
こんにちは!マドモコ大工の井尻です。
現在大工2年と10ヵ月となりました!
先日親方お仲間の建前の応援があり、大工をやりはじめて59回目の建前でした。
建前はそのグループにもよるのですが、親方のグループは5~7人ほどで行っていて、お互いが貸し借りという形で応援にいったり来てもらったりします。そういうグループが2グループあり、多い月だと1ヵ月に4回ほど呼ばれたりするので、大工をはじめてまだ3年弱ですが、多くの経験をさせて頂きました。
そして先日の建前は過去最大の約60坪のお家!
なんと家の中にバスケットコートを作るスペースがあります。
大工十数人、荷揚げ屋さん、レッカーありの大がかりの建前でしたが、柱の材寸が通常105×105、120×120のところ、部分的に105×210だったり、梁もレッカーなしでは運べない、持ち上げられないというサイズばかりで、なんとか垂木組みまで完了しました。
マドリヤでは24〜30坪程度のコンパクトなお家を設計させていただくことが多いので、こんなサイズの構造材もあるのか、、、という衝撃を受けました。
最近は親方不在のなか僕のみでも呼んでいただけるので、マドリヤだけではなく色んな会社さんの建前を経験させて頂いてありがたい限りです。
59回も経験するとやらないといけないこと、次にするべきことはさすがに覚えたのですが、親方をはじめ周りの大工さんは何百回と建前を経験されている人ばかり、、、。その人たちのスピードについていこうとすると慌ててミスをすることも多々ありますが、みなさん厳しくもありとても優しいので丁寧に教えてくださり見習うことばかりです。
今では建て方専門業者さんも多く、一度隣の現場で建て方屋さんの作業も見る機会があったのですが、3人という少数精鋭であっという間に完成したのは今でも驚きです。
建て方屋さんは年齢層が若く体力勝負、スピード重視だったり、外国の方もよく見かけますが、自分の現場は建ってからの段取り(材料の置き方、置く場所等)もあるので、建前は自分で行い、しっかり頭がはれるように、建て方屋さんに負けないようにこれからも頑張っていきたいと思います!
それではまた!