ホウ酸(防蟻)処理
- Category:きほんのきのいえブログ
- Writer:井上 夏菜
こんにちは~
前回に引き続きホウ酸(防蟻)処理についてのお話で、
今回のお話はホウ酸(防蟻)処理がどの範囲にいつ、どんな施工しているのかというお話です!
★施工範囲は2パターンに分かれます。
①標準処理、1階全部処理
基礎天端から1mの範囲を施工、玄関と水回りは2階床合板下端まで。
→地面や土の中から上がってくるシロアリから、木材を守る為の必要範囲です。
②全構造処理
基礎天端から屋根の野地板下端まで。
→上空から飛んでくるアリ(外来種のアメリカカンザイシロアリ)から
木材を守る為に家丸ごと包む事で劣化を防ぐイメージです。
また、①、②以外にも下記の項目は絶対に施工する部分であり、
アリの侵入経路を無くす為に大事な部分です。(一次防蟻と言います。)
・基礎配管周り
・水抜き穴
・基礎施工時の金物部分
・基礎継ぎ目
★施工タイミングについて
外壁が施行される前の面材が貼られている状態(=建物が裸状態)でホウ酸を吹き付けています。
★施工方法について
基本的には噴霧器を使って霧吹き状にホウ酸を土台・柱・間柱・面材・その他必要箇所に
ムラなく、雫が滴るくらいに吹き付けます。
また上記でも記載した一次防蟻は、防蟻処理専用のコーキングや粘土のようなパテ材を使って、
アリの侵入経路になる可能性があるところを完全に塞いでいます。
(コーキングを打つだけではなく、ヘラを使い密着するように抑えます!)
これができれば、防蟻処理は完了となります!
最後に、施工日が晴れだとしても施工したと部分にはブルーシートをかけて、
ホウ酸が雨で流れる事がないように養生対策をして終了です。
水滴が滴るくらい施工し、乾いた後は白っぽくなりザラザラしてます。
汚れているわけではなく、しっかりホウ酸が施工されて、その場に残っている証拠なのです。
また、ホウ酸が施工されている証として柱にシールを貼っておきます!
(ホウ酸に反応して、色がつく液体を吹きかけて、ホウ酸が施工されているのが見て分かるようにしておきます。)
※マドリヤスタッフ井手宅の施工済みシールです!
上記で記載したように施工をしており、
シロアリやホウ酸についての資料(チラシ)もマドリヤにたくさん用意してあります。
気になる方はマドリヤスタッフまでお問い合わせ下さい。
ではまた~
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