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きほんのきのいえブログ
“910”という謎の寸法
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好きな果物は桃とブドウ。どうも、マドリヤの南です。
今日の小話
-図面に出てくる”910″ってなんぞ?
打ち合わせをしていてお客様から
「図面に出てくる910って何の数字ですか?」
という質問をいただくことがよくあります。
そうですよね。
普通に生活をしていて910という数字が活躍する場面ってなんですか?
9:10くらいじゃないですか?
そんな謎の寸法”910″
これは建築の世界ではよく使われる寸法です。
では、何故910なのか?
その昔、
まだメートルという単位が日本になかった頃の大工さんが使っていた寸法単位は
【尺】
そして、1尺=303mm。つまり3尺=909mm
約3尺の910が今現在の大工さんにとって最もわかりやすい寸法として使われているというわけなのですよ。
そうか!なら910というのは部屋の大きさなんですね!!
のんのん!
910は柱の芯から柱の芯までの寸法なのです。
だから、部屋の内法(実際の大きさ)は
910-約130(柱+石膏ボード+仕上げ)の780mmが
おおよその部屋の内法になります。
なので図面寸法は-130をした数字が部屋の内法なのだな!
と考えていただくとイメージしやすくなると思います。
打ち合わせのご参考になれば!
おっと、真面目な話をしすぎた、、、
まぁたまにはよきかな。ではまた!