一体打ち基礎
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今日は基礎の配筋検査でした。
鉄筋のサイズや間隔、ホールダウンという耐震に重要な役割を果たす金物などが図面通りに施工されているかをコンクリートを流し込んで見えなくなってしまう前に確認をする非常に設計監理上、重要な作業です。
鉄筋の廻りに所定のコンクリート厚が取れるのか?こんなところまでチェック。
隅々までしっかりと見ると平気で1時間くらいは掛かりもう汗ダラダラです。
こんな暑い中一日作業をしていただいている職人さんには本当に頭が下がります。
ところでこちらの建物は「基礎一体打ち」というのをやっています。
一般的な基礎はコンクリートを流し込んで日にちを置いて固まったら次のコンクリート、というように耐圧盤という地面に接する部分と、建物の土台を載せる立上りの部分と2回に分けてコンクリートを打設をするものを同時行いコンクリートの打ち継ぎをなくしてしまおうというもの。
こんな感じで型枠を組むのですが型枠が宙に浮いているのが分かりますよね。
マドリヤではよく「基礎断熱」を採用して1階床下の空間をを床下エアコンや今回採用している熱交換換気の空気を室内に送り込む通り道として利用するのですが、そうすると床下の木部にシロアリ対策の薬剤が使えない(室内に薬剤が入ってきてしまい健康によくないので)ので桧などの樹種の土台などを使うのですが、それでも少し不安があります。
一見隙間が無いように見える基礎の打ち継ぎからもシロアリは侵入することもあり、そこで基礎を一体打ちにしてシロアリのリスクを減らそうという試みなのです。
手間と費用が掛かるものですが、安心の為に今後も是非採用していきたいと考えている工法です。
アイス