CEO Blog 代表・落合のブログ

サッシの選び方(ご契約者様向け)

こちらの記事は、マドリヤへ設計をご依頼いただいた方のために、打合せの前提情報としてマドリヤの窓についての思いを提供させていただこうと思い、書いています。

 

窓は住まいの設計の重要な要素です。

 

たとえプランは良くても窓次第で狭く感じたり、構造を損なったり、省エネ性能を損なったりする場合もあります。

窓のご提案はまず、マドリヤでお作りします。

上記のような要素を考えてバランスを考えていますが、
気になるポイントがあればご相談ください。

 

もちろん、ご相談しながら変更ができます。

 

マドリヤでは既製品のサッシを使うことが多いです。
よく使う窓はこちらのカタログで内容を確認することができますが、

 

APW330

APW330防火戸

 

とても内容が細かいので、お打ち合わせまでの間に眺めておいていただく程度で大丈夫です。

 

①ガラスについて

 

ガラスは特に指定がない場合、Low-eペアガラス遮熱タイプです。
透明ガラスと、視線を遮る「型(かた)ガラス」を部屋や目的に応じて選択します。

透明ガラスは外の景色とつながって、部屋を広く見せる効果があります。お部屋の窓は原則、透明がいいと思っています。

型ガラスは視線を遮るのはもちろん、光を拡散させて部屋を明るくする効果があります。お掃除をサボっても気にならないのも利点かもしれません笑。水回りによく使います。

 

②窓のサイズについて

 

図面上、窓サイズは「16509」のような記号で指定します。
165の部分が幅、
09の部分が高さです。
この記号の窓は幅1650、高さ900となります。

 

③取り付け高さについて

 

窓の取り付け高さは上端部の高さ(床からの高さ)で指定をします。
H=2000と記載があった場合は床から2mのところに窓の上端が来ます。
(H=2000がスタンダードな位置です)

上記②でご説明した「16509」の窓の場合、
H=2000の指定だった時には、窓の下の壁の高さは2000-900=1100となります。窓の下に家具やテレビなどを置く計画とする場合は参考になると思います。

 

④開き勝手について

 

窓は開き方(開き勝手)に複数の種類があります。
それぞれ特性やメリット・デメリットがあります。

 

1,たてすべり窓

 

洋室やリビングなど、マドリヤの設計で最も使う頻度の高い窓です。
片側に吊元がありドアのように外に開きます。
多くの場合、縦長のサイズのものを用います。
横長の比率のものもなくはありませんが、少ないです。

窓を開けると風を取り入れやすい形状になります。
デメリットとしては空けているときに外からの視線が気になりやすいです。

標準はグレモンハンドル(レバーのようなハンドル)です。
パッキンがギュッとつぶれるような締まり方をするので気密性が高いです。

吊元の左右が選べます。
また、FIX(はめごろし)と組み合わせたタイプの既製品もありますので、こちらもよく使います。

 

2,よこすべり窓

 

脱衣場やお風呂、キッチン回りに使うことが多いです。
上部に吊元があり、下部が外へ向かって開きます。

下が開くので、視線を気にせずに開けておきたい場所に適しています。
概ね、横長のものを使います。
脱衣場の天井ピッタリのスリット窓はよくインスタとかでも見ることがあるかもしれません。

開閉の仕方についてはたてすべりと同様、グレモンハンドルが標準ですが、高い場所の開閉はワイヤーのオペレーターを用いる場合もあります。(正直、見た目があまり素敵ではないのと、ブラインドがつけられなくなります。)

こちらは、吊元の選択はありませんが、オペレータの左右位置を指定します。

 

3,FIX(はめごろし)窓

 

開かない窓です。
もちろん気密性が高く、同じサイズのサッシの場合で比較するとガラスの面積が大きいです。

通風は要らないけど明るくしたい場所に適しています。
ここぞという景色を切り取って見せる窓にもよく使いますね。

一方、建築基準法で満たさなければならない換気の基準には算入できませんので、全部FIXにしてください、という設計は対応できません。

あと、外側を掃除するときは外からしか掃除できないので、掃除をどうするかを考えておくことも肝要です。

 

4,引き違い窓

 

国内にある住宅の窓はこの形のものが一番多いんじゃないかと思います。
下と上にレールが付いていてガラガラと滑らせて開く、いわゆる窓です。
窓を閉めて錠をかけてもパッキンに圧がかかりにくく、(縦・横)すべりだし窓よりも気密が確保しにくいです。

とにかくサッシサイズ・ガラス面を大きくできるところがなによりの利点です。一方、当然ですがサッシサイズの半分しか開きませんので開口率は低いですが、なにせ大きいので風通しは良いです。

既製品の大きいものでは25622のサイズもあります。

マドリヤではリビングの一番大きい窓に引き違いを使って、それ以外はすべりだしやFIXで必要に応じて窓を配置するデザインが多いです。

 

⑤シャッターについて

 

シャッターの設定があるのは上記④の中では「4,引き違い窓」です。
それ以外でも付けられないことはないのですが、解決しなければならない問題がたくさんあり、おすすめしていません。

 

防犯性を求めて付けられる方が一番多い印象です。

引き違い窓はクレセントを狙われると簡単に開いてしまうこともあるので求められているイメージです。ただ、最近の引き違い窓はこの問題に対処されたものもありますので、一概に必ず必要とも言い切れません。

デザイン的には決して美しいものではないので、もし使うときはこっそり目立たないようにしたいものです。

 

 

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