プランが描けるようになるようにスタッフさんにいつも言っていること。
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先日、即日設計の社内トレーニングを行いました。
「住宅デザイン学校」というプロ向けの研修で行われている内容のフレームをお借りして実施している内容です。
敷地を現地確認し、プランをまとめ、スタートから3時間でプレゼンまでまとめます。
こちらは研修後の打ち上げの様子。
普段、お客様からマドリヤへ来るご連絡は、
「家づくりについて相談したい」か、
「この土地を買っていいかどうかアドバイスがほしい」かの2種類です。
後者の場合、最高のプランをじっくり練り上げるというより、最短で合格点を出すことが求められます。
なぜなら、検討を重ねている間に土地が売れてしまうことが多いからです。
なので、短時間で集中し、お客様に見ていただける状態の図を作り上げることはマドリヤのスタッフとしては重要なスキルなのです。
落合もけっこうまとめるのが早いほうだと思います。自慢です。
要望をお聞きしながらその場でプランを組み立てていくこともできますし、
現地(敷地)に立ってその場で書くこともできます。
(そのあとじっくりとブラッシュアップしていきます)
が、最初からそういうスピード感でまとめることができるスタッフは少ないです。
なので、アドバイスをするシーンがとても多いのですが、
コツは「手を動かす」しかありません。
よく手が動く人はそのうち上手になりますのでそもそもアドバイス不要で、
そうでない人はいつまでたっても書けませんのでアドバイスが必要になります。
手が動かない理由は「よいプランをいきなり書こうとする」からだとよく言っています。
「まずは最高じゃなくていいからとにかく手を動かして書く」ができないわけです。
「いいプランを出したい」
「喜んでほしい」
「頑張りたい」
いろいろ考えれば考えるほど手が止まります。
そこで、私はいつも
「自分の家だと思って書いてください」
とアドバイスするようにしています。
誰かに見せるための責任をともなったものを「書かなければいけない」という取り組みではなく、
「自分だったらこう住みたい」と気軽に書くのがいいと思っています。
「要望事項は見なくていいのですか?」と疑問が出ることもありますが、
それはのちのち軌道修正して取り込んでいけばいいわけです。
以前は「コツは手を動かすために不真面目に取り組むことかな~」などとアドバイスしていた時期もありますが、
なかなか伝わらなかったのと、本当に不真面目なプランが出てしまうので今の形に落ち着いています(笑)。
落合