CEO Blog
代表・落合のブログ
失敗しない小上がりの高さのご相談について
- Category:代表・落合のブログ
マドリヤでは、リビングに面する和室にはかならず段差をつけ、小上がりになるようにしています。
立つ・椅子に座るリビングの高さ感覚と、畳に座って過ごす和室の高さ感覚は違うからです。
フラットにして畳コーナーを作ったこともありましたが、リビングから見下ろされているような感覚を覚えてからは、必ず高さを上げています。
では、何センチがちょうどいいか。
「座る」ということに主眼を置くと、約40センチ前後になります。
小上がりの畳コーナーとダイニングのベンチを兼ねるような場合ですね。
ただ、和室に行こうとすると、この場合はかなり「よいしょ」と和室側に上がる感覚になります。
なので「上がる」ということを主眼に置いていくことになるのですが、
そうすると階段と同程度の20センチ前後ということになります。
とても上がりやすくなりますが、今度はこしかけるのに低すぎます。
一方、小上がりの下に引き出し収納を設けるのも定番になっていますが、
20センチでは高さがとれず、収納になりません。
間をとって、ということで私のご提案は25~30センチのあたりになります。
もちろん40センチとする場合もありますが、その場合は踏み台や式台のようなものを一緒に計画します。
ちょうど30センチの高さのソファが淵野辺スタジオにありますので、気になった方はぜひ「よいしょ」と上がったりおりたりしてみてください。
おちあい