エアコンの空気はこう動く~2017夏~
- Category:代表・落合のブログ
先日、お昼前後に家に立ち寄ると、夏休みの長男がソファでゴロゴロしておりました。
どうやら外出するときにエアコンを切り、帰ってきたばかりの状況でまだエアコンをつけておらず、「暑い暑い」と言っている状況です。
「エアコンをつけりゃいいじゃん」と冷房をオンにして数分後のサーモグラフィの写真です。
エアコンのところの窓にご注目ください。
ここにはハニカム断熱スクリーンがついてます。
きれいな曲線を描いて落ちてゆく冷気。
長男は快適かもしれませんが、部屋のすみずみに冷気をとどけたいのに!なぜ!
熱くなった部屋に対して、急激に冷やそうと頑張っているエアコンからは、低い温度の空気が出てきます。
空気は冷たければ冷たいほど重くなりますので、エアコン近くの床を延々とひやし続えるばかり。
ちなみに我が家の断熱性能は次世代省エネレベル。当時の長期優良住宅の基準です。
逆に、冬は、寒い部屋を温めようと必死に天井を温めることになります。
そこで解決策ですが、
エアコンの空気を遠くまで飛ばすには、夏には室温が上がりにくい部屋、冬は室温が下がりにくい部屋にすればよいわけです。
うちはほどほどの断熱性能なので、エアコンを入れたり切ったりだと入れたときにはフル回転です。
その都度温度ムラが生まれたり、気流感がでたり、騒音が出たりして不快になります。
(ので、なるべくつけっぱなしにしています)
そうならないためにも、コストを断熱材やサッシに割り振っていただくよう、いつもお願いしている次第です。